パル日記

2014.06.17

パルボ感染症を乗り越えて!

こんにちは、マエダです。
今回は生後2週間ほどでパルボウィルス感染症にかかり、それを乗り越えて元気に成長している
子猫ちゃんを紹介したいと思います。

今の飼い主さまに生まれて間もなくやっと目が開いてきたかなというくらいで拾われてパルにやって
きました。
まだミルクをこまめに必要とする時期だったのですが、哺乳瓶に上手く吸い付くことができず、
入院して胃までカテーテルをいれての哺乳を行いました。翌日軟便が出て、便検査では寄生虫は
見つかりませんでしたが、パルボウィルス感染陽性と判定が出ました。

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日に日に動きが悪くなり、衰弱と意識消失、可視粘膜蒼白などがみられたため、点滴や輸血などの
治療を乗り越え、自分でミルクが飲めるまでに回復してくれました。

今では「あずきちゃん」という可愛い名前をもらい飼い主さまに大切にされて幸せそうです。
初め160グラムだった体重も生後1ヶ月半の検診日には740グラムまで大きくなっていました。

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もうすぐ第1回目のワクチンの時期になります。
また大きく成長しているだろうなあ・・・今度また会えるのが楽しみです。
あずきちゃん、よくがんばったね{#emotions_dlg.170}

パルボウィルス感染症とは自然界で生存力の強いパルボウィルスによって起こります。
高熱、下痢、嘔吐などの症状を示し、血液中の白血球数が著しく少なくなります。
その症状から「猫伝染性腸炎」ともよばれ、脱水症状が続くと猫は衰弱し、特に子猫は非常に
死亡率が高い伝染病です。

生後2ヶ月から感染予防のためのワクチンが投与できます。
世の中には予防できない病気もある中、予防出来る病気は子猫の時期からしっかり予防をして、
元気に過ごす基盤を作りたいですね!

人間の赤ちゃんも同様ですものね。我が子も予防できる病気はしっかり予防したいので、生後2ヶ月
からしっかりプログラムを組んで、予防接種に通いました。