獣医師日記

ちょっとまじめなお話です。

今の時代は人間の医療でも予防医療の重要性がよく話題にのぼると思います。おそらくは高齢化社会の到来による医療費の負担軽減や、長く質のいい生活をおくるためにどうしたらいいのか?を研究してたどりついた医療だろうと思わます。

ペットの世界もまったく一緒で、わんちゃんネコちゃんでも同じように『病気にかかりにくくする。できるだけ病気を早期に発見して患者さんになるべく楽しく飼い主さんと共に暮らせるように手助けする』ことも動物病院の大事な役割になりつつあると思います。

最近はだいたい毎日1~2件のペースでシニア検診をしていますが、やはり7歳以上のシニアともなると何も検診で引っかからない、という健康優良児は残念ながらほとんどいらっしゃいません(>_<)
みんな何かしら不調が引っかかってきますので、軽い方はまず食事療法からね~と治療のアドバイスをするのですが、そういえば今まであまり食事の話をしてこなかったっけ、と反省して今回のブログを書いてみました。当院でできる事の一般診察にも記事を書いてみましたのでそちらもぜひどうぞ。

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動物病院に勤めていて自分でペットを飼っているスタッフはほとんどが病院から食事を購入しています。自分もそうです。
理由はいろいろありますが、自分の中で大きな理由になっているのはフードの運送、保管の安全性。あとフード自体の素材の良さでしょうか。

パルではフードは医薬品と同じ扱いをします。
業者さんがお薬と一緒に大事に手で運んで、院内でお薬と同じ条件で保管します。
もちろんお薬と一緒に運んでくるわけですから真夏の炎天下にトラックの荷台に積んで、という運送をすることはありえません。

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いろいろ調べてみてびっくりしたのが、同じメーカーのフードでも普通のホームセンターやペットショップ、ネットに並ぶフードには家禽ミール(もっと粗悪品になるとミートミールや家禽肉副産物ミールなどもありますが)いわゆるヒトが食べるような肉以外の毛とかひづめとか皮などのいろいろな部位を原料にしたものがあります。

よくインターネットでそういう材料がフードに使われている(>_<)という記事を見ますが、ネットの情報は意外と古く訂正されることが少ないのか、現在の動物病院処方食の原材料は普通のお肉です。

あまり知られていないことですが、動物病院で出される食事はすべて治療や予防医学のための処方食になるので、お薬と同じように必ず獣医さんからの処方が要りますし。また獣医師が食事についてアドバイスできるのも病院の処方食だけになります。

病態が変わった時や新たな別の病気になってしまったときに、どの処方食がいちばんこの子にとって最適か?と考えていくのは治療と同じくらい大事なことです。

と、いろいろまじめな話をしましたが獣医師もひとりの飼い主ですので、自分の子と同じくらい患者さんにも元気でいて欲しいな、と願っていろいろアドバイスしていると思っとってくださいヽ(^o^)丿
参考までに。うちの子たちは関節炎予防+筋肉増やす+ダイエット効果のフードを食べてます(^.^)/ 一見健康そうに見えますが、実はいろいろ問題抱えてますので。

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おまけです(^.^)/
処方食(特に缶詰などのウェットフード)を利用すると、何らかの疾患を抱えているペットやお腹の弱い子でもバースデーケーキなどを作ることができます♡
いろどりに使う花は食用のエディブルフラワーや無農薬栽培の無害なお花や野菜などを使うと安全です。市販の切り花は保存剤が入ってるので使わないでください。

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