パル日記

2012.09.22

小型犬に多い 膝蓋骨脱臼のお話

こんにちは!!そうまですCool

随分と涼しくなり、過ごしやすい季節となりましたね{#emotions_dlg.062}
人間が過ごしやすい季節は愛犬や愛猫のお散歩時間や回数などが増加傾向にあります。
同時に、ノミやマダニなどの寄生虫も活発に活動し始めますので、お散歩コースは要注意です{#emotions_dlg.005}
予防薬のご質問やご購入に関してはスタッフまでお尋ね下さい{#emotions_dlg.018}

さて、今回は膝蓋骨脱臼のお話をしようと思います{#emotions_dlg.012}
膝蓋骨脱臼って、皆さんご存知ですか{#emotions_dlg.152}

比較的小型犬に多い疾患のひとつです。
好発犬種はトイプードル・チワワ・ヨークシャーテリア・ポメラニアン・シーズーなどなど{#emotions_dlg.063}
年齢の幅は広く、生後数ヶ月〜高齢犬まで{#emotions_dlg.063}
原因は先天性(生まれつき) や 後天性(転落や事故など)です{#emotions_dlg.063}

どんな疾患かと言うと、犬の後肢にある膝蓋骨(膝のさら)が正常な位置(滑車溝)から
内側、または外側に外れてしますことです{#emotions_dlg.108}

参考図
20120922195315.jpg20120922195357.jpg

通常、歩行や屈伸時、膝蓋骨は滑車溝の上を動きますが、何らかの原因(先天性・後天性)で脱臼が生じた場合
跛行や痛み、抱っこした時後肢の骨がカコっと音を立てたり、散歩中などに急に後肢を伸ばしてみたり・・・
っと症状が出ます。飼い主様が気付く症状はやはり跛行・ケンケン歩く・痛くて着地ができないなど
そんな症状があれば一度病院に相談されると良いでしょう{#emotions_dlg.020}
脱臼の程度によって治療も変わります。

当院では触診やレントゲンで診断が可能です。
脱臼をそのまま放置すると筋組織の変異や骨の変形へと進行する恐れがあり、外科手術が
必要になる場合があります。

外れたままの生活に慣れてしまうと外見上でも痛みがなく、麻酔の心配や手術による痛みの心配、
手術費用の面などで飼い主様も積極的な治療を避けてしまいがちですが、
年齢が若い間に、または脱臼の程度が低いうちに治療を済ませる事を推奨します。
高年齢での手術や程度の悪さは麻酔のリスクや手術の術式に影響します。回復する日数にも関わりますし
その分費用もかかりますからね{#emotions_dlg.109}

例え、外科手術適応の状態で飼い主様が手術を希望されなくても、定期的な膝のチェックや
日頃の健康管理・生活上での注意点などお話ができると思います{#emotions_dlg.119}
心配なことがあれば何でも相談して下さいね{#emotions_dlg.099}
2012.09.22         そうまでしたCool