獣医師日記

最近髪を40センチバッサリ切ってさっぱりしているフルサワですヽ(^o^)丿
飼い主さんたちからは『いったいどうしたの?』とビビられてますが、念願だったヘアドネーション(髪の寄付)のために切っただけですのでご安心を。切られた髪は小児がんなどで医療用かつらを必要とする子供たちのために使われる予定です★
せっかくなんでビフォーアフターの画像をヽ(^o^)丿

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さて本題に戻りますが、最近猫の良性乳腺腫瘍、線維上皮性過形成の患者さんを治療する機会があったのでご紹介します。

猫の乳腺腫瘍は犬とは大きく違ってその80%が悪性腫瘍というとてもおそろしいがんです。小さいしこりでも大変悪性度が強いものです。

今回紹介する乳腺の線維上皮性過形成は猫にしてはめずらしく良性の乳腺腫瘍になります。がしかし、良性とはとても呼びづらいくらいその見かけはとんでもなく派手です。
下の画像をみればお分かりになるかと思いますが…(>_<)

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約5㎝大のしこりが左右1,2,3乳腺すべてに発生して、さらに炎症感染を伴っているこわい状態です(>_<)
ですがこれは良性の線維上皮性過形成ですので、時間はかかりますが適切に治療すれば快癒します。

治療1か月後の画像が↓です。キレイになりました☆

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実はこの子、近医でしこりを針生検後、悪性の乳腺腫瘍と診断されていたのですが、セカンドオピニオンで当院へいらっしゃって良性の線維上皮性過形成と診断・治療したものです。
こういうまぎらわしい腫瘍があるということを知識として知っておくのは大切なことですね。

フルフル

ネットやテレビのニュースでご覧になった方も多いと思われますが、野良猫を保護しようとして咬まれた女性が10日後に死亡した原因が、猫にかまれたことで重症熱性血小板減少症(SFTS)ウイルスに感染したせいかもしれないという報道がつい最近ありました(>_<)
この女性が亡くなったのは去年の夏で、残されていた血液を研究しているうちに最近SFTS感染していたことが分かったようです。

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現時点ではこの野良猫ちゃんがSFTSに感染していたかどうかは検査されてなく証明はできてません。
ダニの咬み傷はとても小さく、また咬まれている最中はかゆみを感じないため、亡くなった女性が野外のダニに咬まれて感染した可能性も十分考えられます。

猫を飼っておられる方、保護されてある方、また猫を飼われていない方々もマダニへの正しい対処法を知って、冷静な対応をお願いします(>_<)

SFTSウイルスに感染しないためにはまず
①ヒトがダニに咬まれないようにすること
②外出するペット(犬、猫)を飼われている場合は、ダニの予防薬を用法容量をちゃんと守って使用すること
が大事になってきます。

感染源となるマダニは屋外にいるもので、よく室内にいるアレルギーの原因となる目に見えないダニ(いわゆるハウスダスト)からはウイルス感染しませんのでご安心ください。

たまたま先日、テレビでダニ感染症に関する特集が放送されてましたので画像載せてみます。山に行くとき、草むらのわきを通るときは足元からダニが這い上がってくるので、足元をガードすることが重要になります(足元や服の裾に虫よけ(ダニ忌避剤)をスプレーすると完璧です★

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ちなみに同じテレビで蚊の特集もされていたのでそちらの画像も(;一_一)

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※先日飯塚パル動物病院勤務の時に、心配された猫ちゃんの飼い主さんから相談を受けたので上記のような内容でお答えしてます。

SFTSウイルスは2011年に中国で、国内では2013年に(発症は2012年)はじめて患者が見つかったばかりの新しいウイルスです。
山口県の病院で最初の人間の患者さんが出たときに、山口大学と東京農工大学の獣医師の先生方がウイルス分離・遺伝子解析をしてSFTSウイルス感染症を確定したことでよく知られています。

現時点では犬猫が発症したと思われる場合は、このウイルスの検査は国立感染症研究所に問い合わせることになっています。
SFTSウイルスに関しての詳しい情報をお知りになりたいときは、厚生労働省のホームページ『SFTSに関するQ&A』によくまとめられているのでそちらを参照されてください。

フルフル

検診に来て下さった患者さんです♡
龍のバックプリントがワイルドでしょう<`~´>

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ふるふる

今回はひさびさの帝王切開の患者さんです(^○^)

チワワ、フレンチブルドック、ブルドックなど、人間が可愛い顔や体型を追及して品種改良してきた犬種の子は、その可愛い大きい頭蓋骨のせいで大変難産になりやすいのです。
これらの犬種の子たちは、もしわが子に子犬を産ませてみたい!となった場合は人間並みの妊娠期のこまめな検診と計画的帝王切開手術の計画を立てていくことが赤ちゃんと母体の命を守るいちばんの近道になります。

今回の子もフレンチブルドックです。
すでに計画的帝王切開の予定を組んでいたのですが、手術予定日2日前の検診にいらした日の夕方、様子がおかしいとのことで連絡がありすぐ連れてきていただきました。
微弱陣痛、一次破水が起きた状態で、胎児の心拍も下がってきていましたので今からすぐ手術しましょう!という判断になりました。

画像は帝王切開前の様子です。麻酔投与前に術前検査や点滴以外にも、お腹の剃毛や消毒、新生児蘇生セットの用意などできる限りの手術準備を済ませてしまいます。

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今回はお母さん犬の鎮痛と精神安定も兼ねてフェンタニルという麻薬で鎮静、プロポフォール注射麻酔で気管挿管後、セボフルレンガス麻酔で赤ちゃんを取り出すまで維持麻酔してます。
プロポフォールもセボフルレンも短時間で体内で代謝されて消失される麻酔薬ですので、おなかの赤ちゃんへの影響を最小限にすることができます。
人間の帝王切開では腰椎麻酔による局所麻酔が一般的ですが、腰椎麻酔に使用するリドカインにアレルギーを持っている女性には今回のわんちゃんのような麻酔を使うそうです(・。・)

出産直後に子犬たちは息をし始めて、お母さん犬のお腹を縫い終わる頃には元気な鳴き声を上げてくれてました。むっちりこっちりの可愛い3きょうだいです。

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手術翌日もとくに問題なかったとのことで、2日後の検診時にはおっぱいをたくさん飲んで順調に体重の増えた赤ちゃんたちが顔を見せてくれました♡

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帝王切開成功の秘訣は、手術のタイミング、飼い主さんの観察力、手術・新生児蘇生スタッフとのチームワークにかかってます。今回はいち早く鎮痛の兆候を見つけて連絡してきてくださったことがいい結果に結びつきましたヽ(^o^)丿よかったです!

ふるふる

常々、わんちゃん用の歯ブラシは硬くて痛いなあといろいろ不満に思っていたのですがいい歯ブラシ見つけました(^。^)y-.。o○

最近インスタグラムなどでよくみかけるなあとは思っていたのですが、いわゆる「タンポポブラシ」、360°植毛してあるブラシです。

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ちゃんとゴシゴシ磨かせてくれる子なら問題ないのでしょうけど、柊は歯磨き中に歯ブラシをガジガジかんでしまうクセがあるのでプラスチックの部分が歯ぐきやほっぺに当たって痛くないのかな(;一_一)って常々思ってました。
あと普通の歯ブラシだとミニチュアダックスとか口の長いわんちゃんだと奥歯に歯ブラシツッコみにくいんですよね(>_<)

コレはものすごく磨きやすいです!ぜひお試しください。

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柊で試してみて子犬用(サイズSS)がちいさくて使いやすかったので、まず子犬用歯ブラシだけ入荷してます♡

フルフル