獣医師日記

こんにちは!獣医師の宮本です。ずいぶん暖かくなってきましたねSmile

 

 

 

さて、今回は後ろ足の手術後にリハビリを頑張っているトイ・プードルの

「サンちゃん」について紹介したいと思います。

 

サンちゃんの病気は“膝蓋骨脱臼”というトイ・プードルやチワワ、柴犬などに多い、

膝のお皿が外れてしまう病気です。この病気はグレード分けされていて、グレードがⅢ

(ほとんど外れっぱなし)以上の場合もしくは痛みなどの臨床症状が出ている場合

手術適応とされています。

サンちゃんの場合は両足ともグレードⅢでひどい関節炎を起こしていました。

 

まずはひどい方の足から手術を行うことになり、去年の夏ごろ手術を受けました。

 

血が苦手な方はご遠慮下さい。

 DSC_7056.JPG

(膝のお皿が外れやすい子達は膝のお皿がはまっている部分がもともと浅い子が多いので、

上のようにして溝を作ってあげます。)


 

その後長いリハビリ期間を経て、今年の2月にもう片方の足の手術を受けました。

それから、週2~3回のリハビリ→週1回のリハビリを経て、先日とうとうリハビリを卒業しました!

下はリハビリ開始時と終了間際の様子です。スムーズに歩けるようになりました。

 

 

驚きなのが、最初の足の時のリハビリと今回のリハビリでは回復の仕方が明らかに

違うことです。術式の違いもありますが、一番言えることは、“体重”です。

実は最初サンちゃんは12kg近い体重があったのですが、ご飯の変更と減量も含めた

リハビリを重ねることによって2回目の手術を受ける時には8kg前半に落ちていました。

下の写真を比較すると一目瞭然ですね。

 

 20130418152822.png20130509082323.png

 

このようにして、リハビリテーションのひとつの目的としてダイエットがあります。

体重があるとやはり関節や骨、筋肉に負担をかけてしまうので特に足の悪い子達や

椎間板ヘルニアの多いダックスちゃん、ビーグルちゃんたちは体重がとても重要です。

サンちゃん本当にお疲れ様でした!またあそびにきてねSmile